前田さんは料理が得意
前田:僕は料理が好きですね。instagramで『#お兄飯(オニイメシ)』っていうのをやってます。
――オニイメシ?
前田:僕がオネエの反対のオニイなんで、お兄飯です。
――お兄飯と普通のメシはどう違うんですか?
前田:オニイが作ってるってだけなんですけど(笑)。でも、ほぼ毎日アップしてて。魚さばいたりしています。
石本:ホントにすごくて、カレーもイチから作るんですよ。
――どんなレパートリーがあるんですか?
前田:松屋のネギ塩豚カルビ丼を再現したり、ほっともっとの野菜炒めを再現したり。あと、たくさん作ってみんなでパーティーしたりもします。
――コスパも考えられているんですか?
前田:もちろん! 1000円分の食材で、1週間くらいは持たせますね。
石本:え! マジで?
前田:そう、だからお前のさっきのチクワがどうのとか、わけわかんねえから(笑)。
――料理番組に興味は?
前田:出たいんですよね~。『家事ヤロウ!!!』とか。
石本さんの飼っているウサギ
――石本さんはウサギを飼っているとのことですが。
石本:はい。僕、もともとは犬派だったんですけど……。
前田:普通、犬派かウサギ派かじゃねーだろ(笑)。
石本:あ、そっか(笑)。
――(笑)
石本:最初は、奥さんから「ウサギ飼ってみない?」って言われてなんですけど。僕は学校のウサギのイメージしかなくて。なつかなくて餌だけ食ってどっか行く、みたいな。
――わかります(笑)。
石本:でも、いざ飼ってみたらメチャメチャ可愛くて。
――今は何羽飼っているんですか?
石本:2羽です。『オレオ』と『レモン』。
――もし増えたら、なんて名前を付けますか?
石本:『ラビット』です。
――え(笑)?
石本:『ウォーキング・デッド』のダリルの飼っている犬が『ドッグ』っていうんですよ。だから僕もウサギに『ラビット』って付けようかなって(笑)。
前田:絶対嫁が許さないでしょ(笑)。
もしお金が自由に使えるなら?
石本:ホエールウォッチングに行きたいです!
――即答(笑)!
石本:僕、大きな動物が好きで。特にクジラ。『アニマルプラネット』とかでシロナガスクジラ見て感動して……。あれだけ大きなモノがいるって、それだけでロマンじゃないですか。
――わかります。
石本:アレを目の前で見たくて。だから、衣装がクジラの模様のシャツなんです。
――あのシャツにはそういう想いがあるんですね。
石本:海中の檻に入ってホオジロザメとかも見たいですね。
――VRでそういう映像もありますが……?
石本:VR? ナメないでくださいよ!
前田:怒られましたよ(笑)。
――すみません(笑)。
石本:なので、『世界の果てまでイッテQ!』とかも出たいです!
――前田さんはお金があったら?
前田:バイクの免許取って、日本全国ツーリングしたいです。キャンピングカーもありですね。
――それは、1人でですか?
前田:はい。そのときにいい奥さんでもいれば、もっと楽しいかもですけど。
――なるほど。
前田:スマホとか全部遮断して。何も考えずに好きなところ行って、時間を無駄に使いたいです。
――いいですね。
前田:あと、お店出したいです。お酒も料理も楽しめる、居酒屋風の。
――料理得意ですからね。
前田:そこで、悩めるLGBTQなり、友達なり、後輩なり、飲みたい先輩なり、みんなが来やすい居酒屋作りたいです。
石本:すなっく『のしん』……。
――のしん?
石本:前田かずのしんの『のしん』です(笑)。僕はお酒飲めないんで、行かないですけど。
前田:おい(笑)!
今後やってみたい仕事は?
――先ほど、『世界の果てまでイッテQ!』に出たいというお話もありましたが……。
石本:あと『ザ・ノンフィクション』に出たいです!
――え?
前田:あれは芸人が出たいとかそういう番組じゃないんじゃ……。
――どちらかと言えば、LGBTQのことで、前田さんの方が出る可能性がありそうな……。
前田:そうそう(笑)。
石本:いや、密着とかして欲しいじゃないですか。
前田:だったら『情熱大陸』とかじゃない?
石本:あ~。『情熱大陸』もいいなあ!
――(笑)
石本:あと、怪談話もあるんで、そっち系の仕事も。
前田:体験談がそれぞれ1、2本ずつありますね。心霊写真もあります。
――芸人にとって、怪談話も大事な仕事のひとつになりますからね。
前田:あと、僕らの共通の目標で……。地元の九州で番組やりたいです。
――それは、どんな番組ですか?
石本:街ブラのロケですね。知らない人に話しかけられたりしたいです。
――いいですね。
石本:あと、観光大使。地元の観光大使やりたいです。
前田:なりたい、観光大使! 地元のみなさん、お願いします!
最終的な目標は?
前田:地上波のバラエティでガツンと売れたい!ってのはもちろんあるんですけど。最終的には地元を拠点として活動したいなってのもあって。
――なるほど。
前田:LGBTQの話にもなるんですけど、九州ってまだまだそういうことに対処できる病院が少ないんです。そういう病院を増やそうみたいな活動もしていきたくて。
――前田さんとしては、LGBTQのことで悩んでいる若い子の助けもしていきたい?
前田:難しいところなんですけど、何から何まで助けたいっていう感じでもなくて。こういうのって、自分で考えて動くことが一番大事だと思うんです。
――確かにそうかもしれませんね。
前田:よくSNSのメッセージでも相談が来るんですけど、全部その人によるんで、なかなか答えられないんです。
――ケース・バイ・ケースですからね。
前田:その人たちが、僕をひとつのモデルケースとして見てくれば、って感じです。
――石本さんは?
石本:やっぱり、MCの夢は諦めてないですね。
――おお!
石本:あとは……、美味しいものが食べたいなあ……。
――例えば?
石本:ウナギ。
前田:以上です!
――急に終わった(笑)。ありがとうございました。
トランスジェンダーとポンコツキャラ。それだけ聞くとどうしても先入観を持って見てしまいがちですが、深く話を聞いてみると、オタクな面、料理上手な面、地元愛に溢れている面、やっぱりポンコツな面。いろいろ見えてくるものだと改めて感じさせられました。これからも2人がさまざまな面を見せてくれることを期待しながら、ペッパーボーイズのコーヒーブレイク・インタビュー、以上!
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