これからは何が王道って時代じゃない!【ねじ(後編)】

(秋田の道の駅にて)

毎日ゲーム配信

――2人ともゲームがお好きですよね。

ササキ:僕、毎日Twitchでゲームの配信してて。芸人で1番Twitchでゲームの配信やってる自負はありますね。

――タイトルは?

ササキ:『ポケットモンスター ソード・シールド』『あつまれ どうぶつの森』『スカイリム』とか。『スカイリム』でTwitchのフォロワーも増えました。あとは『シェンムー』ですね。『シェンムー』の動画が1番人気ないです(笑)。

――『シェンムー』懐かしいですね。

ササキ:それから『WWE 2K18』ですね。アメリカンプロレスのゲームなんですけど、エディットで芸人作ってるんですよ。これがわりと評判で、Twitterで拡散されたりしました

――芸人の間でも好評です。

ササキ:それと、すごく言ってるんですけど全然広がっていかないのがあって。僕『テトリス』がめちゃくちゃ上手いんですよ。マジで、芸人で1番強いと思います。

せじも:うん、上手い。

――『テトリス』は歴史も長いですし、強豪も多そうですが……。

ササキ:みなさん上手い方って、消して守るスタイルだと思うんですけど、僕は攻めるスタイルで。

――どういうことですか?

ササキ:『Tスピン』を使っていくんですけど……。『Tスピン』っていうのは、『テトリス』にT字のミノあるじゃないですか。あれを回転させながら隙間に下ろしていく技なんです。僕は開幕『DT砲』から入って『Tスピン』ですね。

――ちょっと、言ってる意味が……(笑)。

ササキ:見せないとわかんないですよね(笑)。

せじも:動画でね。

ササキ:あと『イナズマイレブン』シリーズ! 新作が出るって言われてから2年経ってて。僕ずっと待ってるんです。そもそもそのために『Nintendo Switch』と『PlayStation4』を手に入れたようなものですからね。『イナイレ』新作、待ってます!

せじも:僕はゲームはササキくんに誘われてっていうのが多いですね。個人的には『Steam』っていうプラットフォームで安めのゲームを落としてやったりしてます。『陶芸マスター』とか。パソコンゲームやってますね。

YouTubeも毎日配信

――YouTubeも毎日配信していますよね。

ササキ:まずは毎日更新することを目標にしているので、生配信か、生じゃなくても何かしら動画を更新するっていう。

せじも:曜日で担当と企画が決まってます。

――TwitchとYouTube、それぞれ毎日やられているんですか?

ササキ:そうですね。Twitchは僕が個人的にやってるもので……。僕は毎日2つ生配信やってることになるんです。他の配信のお仕事があったら、1日3本配信してたりします(笑)。

――YouTubeではミュージックビデオ『おいがだの言葉』も配信しています。

せじも:僕の同級生が秋田でバンドをやってて。秋田にいる2ヶ月間の間で「何か出来ないかな」ってことで、僕らのことをイメージして曲を作ってくれたんです。それでコラボして曲作って。MVは今一緒にやっている作家の松原くんが構成を考えてくれました。

――他SNSなど発信していることは?

せじも:Twitterですね。2人で運営している情報アカウントと、僕の個人アカウントです。

ササキ:本当に配信が増えたので、準備とか、配信環境を整えるのが趣味になってきて。女優ライトとか、チャラいスピーカーとかを買ったりしてます(笑)。

――画面にマイクも映ってますしね。

ササキ:椅子もゲーミングチェアにしましたし。後ろの黒とオレンジのはほぼほぼ飾りみたいなものなんですけど吸音材で……。画面に映っていない正面側には吸音のためにマットレス引いてみたり。いろいろやってます。配信もそうですけど、環境を整えること自体が楽しくなっちゃうんですよね。リアル『どうぶつの森』みたいな感じで。

(女優ライトとチャラいスピーカー)

せじもさんは多趣味

――ゲームや配信の話も出ましたが、他に趣味は?

せじも:アウトドアが好きなんですけど、コロナの状況でなかなかできなくなっちゃったんで。最近は燻製作りにハマってます。

――燻製!

せじも:燻製器買って。家でベーコンを作ったりとか。みんなベーコン手作りして欲しいです。市販のベーコンと家で作ったベーコンってまったくお肉感も香りの乗り方も違うんです。ウッドチップもヒッコリーとかサクラとかを使い分けて……。

――なるほど。

せじも:あとサウナも好きで『サウナ・スパ健康アドバイザー』という資格を取りました。

――それはどんな資格なんですか?

せじも:サウナのことについてちゃんと理解して、お風呂の入り方とか、温浴方法とか、サウナの歴史とかを知るっていうものです。

お金が自由に使えるなら?

ササキ:さっきも配信環境を整える話が出ましたけど、防音室が欲しいです。

――籠もって配信をしていきたい(笑)。

ササキ:いい世界ですね本当に(笑)。外に出なくてもこんなに楽しいんだっていう。

せじも:僕は島欲しいです。島! アウトドア好きなんで。

――島で何をするんですか?

せじも:サウナ室作って、サウナ入ったり……。

ササキ:いやいや、外に出たいんだか中に入りたいんだか(笑)。

――(笑)

ササキ:あと2人の共通するところで言えば、秋田に家買いたいんですよね。ちゃんとした基地が欲しいです。今の『ねじハウス』は賃貸なんで。

出たいテレビ番組は?

ササキ:『あさ採りワイド秋田便』とかですね(笑)。

――秋田の番組ですね。

せじも:あと『ぷぁぷぁ金星』!

ササキ:それだな! それ1番いい! 『ぷぁぷぁ金星』です!

――それも秋田の番組ですか?

せじも:有名な番組です。秋田版『水曜どうでしょう』的な。

ササキ:秋田にはレジェンドタレントさんがいて。『バリトン伊藤』さんと『シャバ駄馬男』さんなんですけど。秋田の深夜番組と言えば、そのお2人が出てる『ぷぁぷぁ金星』なんです。そのお2人も御年60近くになられるんで、そろそろ我々もそういうところを担っていきたいなと。

王道と我道と

――『半分秋田、半分東京』のスタイルは、いわゆる『売れるための王道』とはまた違う道のようにも見えますが、ご自身としてはそのあたりどう考えていますか?

ササキ:僕、夢があって。『王道だけじゃない』って道を示せたら、もうちょっと東京の芸人たちが元気になるんじゃないかって思ってるんです。

――なるほど。

ササキ:『東京からいなくなって地方で勝負する』となると、どうしても「ああ、東京諦めたのね」って思われると思うんですけど、そうじゃなくて。東京でお笑いを続けていくために他でちゃんと生きていく方法もあるんじゃないかなって。僕たちがそういう道を示せたらいいなあって思ってます。

――わかります。

ササキ:Twitchでゲーム配信してるのもそうなんですよ。ゲーム実況自体はみんな知ってますけど、Twitchっていうプラットフォームはまだまだ日本では知られてなくて。僕、Twitchのおかげでバイトやめれてるんです。

――確かに、海外のユーザーが多いイメージです。

ササキ:英語でチャット飛んできますね。「Hey!! Sexy boy!!」って言われたりします(笑)。

――(笑)

ササキ:Twitchの配信にしろ、秋田での活動にしろ、『こうやって行きていけるんだよ』って示せたらいいなってのが夢なんですよね。

せじも:何が王道って時代じゃないって思ってるんです。結局東京でバイトして得る金よりも、地方でそうやって頑張ってる方が正解なんじゃないかなって。お笑いをやめないっていう選択があるんだったら、それはいいんじゃないかなって思うんですよね。

ササキ:昔は『バナナマン』さんみたいになりたいってのもありました。今でももちろん尊敬してますし、なれるならそりゃなりたいですけど。そうじゃないのかもなってのもあって。かっこいいこと言うと『これからの自分たちがやっていくこと』が僕らのやりたい芸人像なのかなって思ってます。

――なるほど。

ササキ:前例のあるビジョンはないんですよね。前例がないことイコール難しいってことでもないと思いますし。

せじも:芸人でも、名刺持って秋田の商工会に顔出してもいいし。いろんなところに足運んでもいいし。自分ができることを今までやってなかっただけで、いろいろ身につけてやっていった方がいいんじゃないかなって。セルプロデュース的なことも大事ですよね。

ササキ:秋田の2ヶ月間で自信も付きましたしね。

――熱意は伝わりました。最後に何かありますか?

ササキ:これからも『半分秋田、半分東京』で頑張って行きます!


さまざまな業界で地方への分散とネットの活用が進み『東京に行かなきゃ何もできない』時代が終わろうとしている。そしてねじの2人は、お笑い業界において、そのトップランナー、モデルケースになろうとしている! ゆくゆくは我々の度肝を抜くような結果を出して、ひじゃがぶがじゃめがせて欲しい!(使い方合ってます?)ねじのコーヒーブレイク・インタビュー、以上!