『万物の後輩』は営業マンから芸人へ【コネオ・インターナショナル(前編)】

(小学校のイベントにて)

そしてピン芸人に

――2度の解散を経て。そこからまたコンビをやろうとは思わなかったんですか?

コネオ:もう30歳くらいで。年齢的に、相方候補なんていないんですよ。周りはみんな、辞めるか芸風を確立しちゃってるかで……。

――確かにそうかもしれません。

コネオ:あと、2回とも相方に辞められちゃってるっていうことは、僕に問題があるんじゃないか、コンビに向いてないんじゃないかっていう気持ちになって。

――なるほど。

コネオ:悲しいんですよね、相方が辞めるっていうのが。もうこんな思いはしたくないって思って。やるんだったらピンでやろうかなって感じでした。

――それで、ピン芸人に。

コネオ:はい。でも、ちょっと休もうかな、ボーッとしようかな、って思ってたら、フジテレビオンデマンドの『矢作と山崎と』さんっていう番組に出演する機会をいただきまして。

――矢作さん(おぎやはぎ)と山崎さん(アンタッチャブル)が、人力舎の若手芸人とさまざまな企画をする番組ですね。

コネオ:そうですそうです。強制的にそこからピン芸人としてスタートした感じですね。だからもう芸名も名字のまま『川井』で。ネタも何もなく丸腰の状態で「川井です!」ってノリだけで(笑)。

――(笑)

コネオ:そしたら矢作さんと山崎さんが面白がってくださって。そこからほぼ毎回出させていただくようになりました。

――その番組がなかったら、『コネオ・インターナショナル』は存在していなかったかもしれない。

コネオ:あと『有田ジェネレーション』さんですね。ムリヤリ2本ネタ作ってオーディションに行きました。それで受からせていただいて……。

――打率100%(笑)!

コネオ:本番で『シオマリアッチ』さんとネタ対決して、両者合格って形でレギュラーにならせていただいて。その辺で「これでやっていかないとマズイな……」って思うようになりました。

――解散したばかりのコネオさんにチャンスを回してくれたのは、事務所に愛されてる証拠ですね。

コネオ:投入していただいて、ありがたい話です。

万物の後輩

――コネオさんは『万物の後輩』ということですが……、つまりどういうことなんですか?

コネオ:生きとし生けるものすべて……、命がないものもそうなんですけど。この目の前のカメラさんもそうですし、この座ってる床さんも。すべてのものの後輩なんです。本当に床さんに座ってて申し訳ない気持ちです。

――しかし、小学生とかは、流石にコネオさんの方が先輩だと思いますが……。

コネオ:いえいえ。小学生さんも先輩です。『赤ちゃん』は『赤ちゃん』じゃないです。『赤さん』と呼ばせてもらってます。

――生まれた瞬間から先輩なんですね。

コネオ:お腹にいるときから先輩です。基本的にすべてのものは『さん』付けで呼ばせてもらってます。でもたまにパニックになることがあって、「すみません」を「すみまさん」って言っちゃったりしてて。

――(笑)

コネオ:豚肉さんとナスさんのゴマさん和えさんみたいになってるときもあります(笑)。

――実際の芸人の後輩とはどう接しているんですか?

コネオ:僕、体育会系なんで、正直後輩には厳しいタイプなんですよ。これはよくないなと思って、後輩さんと一切遊ばなくなりました。

――まさか、関係を絶ってしまった?

コネオ:プライベートの関係は絶たせていただきました。

――(笑)

コネオ:小中高大とずっとスポーツやって、営業マンやって、ずっと体育会系なんで……。先輩にヨイショするのはそんなに違和感はないんですよね。

芸名の真相

――ネットを見ると、『コネオ』という名は、矢作さんが命名したとあります。

コネオ:どうねじ曲がってそう伝わってるのかわからないんですけど、矢作さんはまったく関係なくて……。

――まったく(笑)?

コネオ:まったくです。矢作さんが改名のことをラジオで喋ってくれたっていうのはあったらしいんですよ。そこから勘違いして誰かがネットに書いたんだと思うんですけど……。

――本当の話は?

コネオ:僕のような者が『川井』を名乗るのは、全国の川井さんに申し訳ないってことで『川井』は辞めて。コネで仕事を取ってくるんで『コネオ』になりました。

――『インターナショナル』はどこから来たんですか?

コネオ:最初は『コネオ』だけだったんですけど、その名前にした日に風疹にかかりまして、仕事がことごとくなくなったんです。決まってた地上波の番組の収録も行けなくなっちゃって。

――不吉ですね。

コネオ:そのタイミングで命名ソムリエという方に出会いまして。経緯を相談したら「その名前よくないわよ。『インターナショナル』か『インティライミ』」を付けなさい」って。

――(笑)

コネオ:『インティライミ』はマズイだろうということで、『インターナショナル』が付きました。

(リモートインタビュー キャプチャー画像)

改名後の運勢

――実際『コネオ・インターナショナル』になってみていかがですか?

コネオ:すぐ『おもしろ荘2020』さんの出演が決まって。50音ネタやらせていただきました。

――もちろん、出演のきっかけは名前がすべてではないと思いますが(笑)。『あっぱれ!』時代にオーディションでは最終まで行ってますし。

コネオ:はい。スタッフさんもあのときのことを気にかけてくれてたみたいで。ありがたかったです。

――名前が長いと言われませんか?

コネオ:言われます。あるスタッフさんと飲んでいるときに、「テロップ出すのに2行にしなきゃいけない」ってクレームをいただきました。

――なるほど。

コネオ:あと、『インターナショナル』は覚えていただけるんですけど、『コネオ』を覚えていただけないことがあって。たまに『インターナショナルさん』って呼ばれます。

――(笑)

コネオ:「あ、俺『インターナショナル』側なんだ」って(笑)。

――1番しっくり来る呼ばれ方は?

コネオ:1番しっくり来るのは『川井』です。

――いやいや(笑)。

コネオ:でも、やっぱり全国の川井さんに申し訳ないんで『コネオ』ですね。『コネオ』って呼んでいただけたら嬉しいです。


『アンタッチャブル』さんに憧れて漫才を始めたけれど、紆余曲折あってピン芸人に。さらに紆余曲折あって2度の改名。このまま、持ち前のヨイショで芸能界を生き抜くことはできるのか……? コネオ・インターナショナルのコーヒーブレイク・インタビュー、後編へ続く!(6月5日更新予定)