令和の歌謡漫才師の生きがいはカッコつけること【きつね(後編)】

(単独ライブのフライヤーで採用されなかった写真)

淡路さんはガジェット大好き

淡路:僕はビデオカメラですね。カメラが大好きで。今所有してるのがブラックマジックの『ポケットシネマカメラ4K』っていうもので。

――すみません、勉強不足であまり存じ上げないのですが……。

淡路:SONY、CANON、LUMIXとか、いいカメラってどんどん出てきてるんですけど、それとはまた全然ベクトルが違くて。完全にマニュアルなんですけど、使いこなせばすごい良い映像撮れるっていう……。旧車みたいな感じですかね。感覚で言えば。

――カメラではありませんが『歌謡漫才』で良いソフトを使われているというお話も出ました。

淡路:大好きなんですよ。『ガジェット』と言われるものが。おもちゃですよね。子どものころ、みんなあんなにおもちゃ好きだったのに、なんでみんな、大人になったら服買ってんの? って思うくらい未だにそういうの好きなんです。音楽の機材も集めちゃいますし……。

――実際に使う以上にコレクションする感覚もあるんですね。

淡路:そうですね。詳しくなって使ってみるっていうのも楽しいですし。これからちょうどミラーレスカメラ業界も盛り上がりそうですし……。

――そういうお話も改めてネットや番組などで伺いたいですね。

淡路:是非。NBAとカメラは大好きなんで。

――NBAもお好きなんですか?

淡路:NBAは、レブロン・ジェームズっていう選手がいるんですけど……。

大津:いいな、お前ばっかり専門的な話ができて。

――すみません。私が水タバコの話を広げる技量がなかったかもしれません(笑)。

淡路:何を話すことがあるんよ、水タバコ(笑)。

大津:じゃあこれだけ。お得情報。個人輸入で、今『ローマン』っていう銘柄のフレーバーが手に入れられへんねん。だからローマンって高いんです。なので、水タバコ吸えるお店で「ローマンください」って言うと、同じ値段で高くて美味しいのがお得に吸えます(笑)。

――(笑)

TikTokも活用

――TikTokもやられています。反響はいかがですか?

淡路:そうですね。それで知名度出たっていうのもあります。

大津:大きな反響が常にあるわけじゃないんですけど。

淡路:用意されたものをみんなで真似するってのがTikTokの初期だと思うんです。そのときに僕らのネタがTikTokで出たので、それはよかったんですけど……。今は、特に芸人はネタを上げる媒体になってるんで、それを頑張ってる感じですね。

大津さんの怪談話

――大津さんは怪談話もされるそうですが、ストックはいっぱいあるんですか?

大津:数はそこそこあります。

――実体験?

大津:人から聞いたのもありますし、実体験もあります。

――霊感があったりするんですか?

大津:結論としては、見えるときは全員見えると思うんです。見る気あるかないかの話で。聞いた話なんですけど、昔、アメリカの先住民族の目の前にバカでかい船が来たときに、彼らは船を知らなかったんで、最初その船が見えなかったらしいんですよ。それと同じ話で。『いる』と思えばみんな見えると思うんです。

――なるほど(笑)。

過去に経験したアルバイトは?

淡路:僕は大津が大学卒業するときに1年ヒマやったんで、金を貯めるついでにヒーローショーのアルバイトをしてました。

――そうなんですね。

淡路:そこでちょっと殺陣を覚えました。『EXIT』の単独ライブにゲストで呼んでいただいたときに、ヒーローショーのコントで僕が殺陣をつけたんです。そのときには役に立ちました。

――ヒーローショーのアルバイトは大変そうなイメージがあります。

淡路:今までやったスポーツ、バイトのなかで1番しんどかったですね。練習が週1回あって、前の日にリハやって、朝6時集合、夜は衣装洗濯して干すところまでなんで……、終わりが22時とかになるんですよ。

――お金はいいんですか?

淡路:安いです。好きじゃないと絶対できないですね。

――大津さんは?

大津:治験のバイトで……。バイトするための健康診断をクリアするために、尿酸値の下げ方を覚えましたね。尿酸値コントロールできます。

――治験のアルバイトはリスクはあるんですか?

大津:たまに爆弾はあります(笑)。

――お金はいいんですか?

大津:爆裂いいです(笑)。

――尿酸値コントロールするというのは、具体的にどういうことなんですか?

大津:口にするものに気をつけるって話ですね。

――なるほど。

ネタは好きだけど、ネタ以外もやりたい

――先ほど『EXIT』さんの名前も出ましたが、2組で出演しているミュージックビデオもあります。

淡路:はい。サブスクで音楽も配信しています。

――ホリプロコムを選んだ理由に、お笑い以外のタレント活動もしたいというお話もありましたが……。

淡路:メチャメチャそうなんですよ。でも、ネタやらなアカンってのはもうはっきりわかったんで。

大津:ネタは一生やり続けないといけないってのはあります。

淡路:少しこの業界を体験して1番思いましたね(笑)。

――ネタがやりたくないわけじゃないんですよね?

淡路:好きですね。

大津:見るのも好きです。メチャメチャ見ますし。

お金が自由に使えるなら?

大津:これは適切じゃないんですけど……、マンション経営したいです。

――適切じゃないということはないと思いますが(笑)。

大津:そうじゃなくて、マンション経営が時代にあってるのかなって……。不労所得。不労所得を生みたいんです。

――なるほど(笑)。

大津:必要以上にお金はいらないんです。年収600万くらいで止まってもらって結構なんですけど(笑)。

――淡路さんは?

淡路:僕はアメリカ行きたいですね。LAで生活したいです。町山智浩さんみたいな……。中継で「アメリカの現在はどうですか? 淡路さーん?」みたいな(笑)。午後のAMのラジオに出たいですね。

――おしゃれですね(笑)。

淡路:定期的に『大津が大学卒業するから1年待つ』とか『大津が借金返すから1年待つ』とか。そういうタームみたいのが僕らのコンビのなかであるんで……。大津が不祥事起こして1年休めたら、アメリカにダンス留学に行こうと思ってます。

――(笑)

大津:任しとけ。

淡路:休めそうだな(笑)。

――淡路さんは時間の使い方が上手そうですね。

淡路:「アイツのせいで活動できない」みたいなことは思ったことないですね。それはそれでいい時間かなって。

(リモートインタビュー キャプチャー画像)

やってみたい仕事は?

大津:これはしっかり確実にあります。

――教えてください。

大津:『よゐこ』さんがニンテンドー公式の番組とか『ゲームセンターCX』とかやられたりしてるじゃないですか。ああいうのがホンマにやりたいです。夢は、資産運用である程度財源が確保された状態で、趣味みたいなことをやれる環境で仕事できたら、これ以上ないっすね。

――淡路さんは?

淡路:僕はEテレに出たいです。

――Eテレと言ってもいろいろありますが……。

淡路:グッチ裕三さんの『ハッチポッチステーション』みたいな。僕だけ人間であと人形で……。僕だけ人間。あの世界に住みたいんです。あの世界がいいんですよね。スベるとかない世界(笑)。

――(笑)

今後の目標は?

大津:これはいつも思うんですけど……。面白いことを常に考えられる状況っていうのは残しておきたいなってのはあります。お笑いは絶対しとかなって意識はあって。ネタとか企画とか。そういうものに対して妥協はしたくないですね。

――なるほど。

大津:だから世に出ているネタとかは全部チェックして、そのなかで自分たちが何ができるかってのは常に考えていくべきやし……。それに対してはちゃんと向き合っていきたい。目標というよりは志ですけど。それは大事にしていきたいと思ってます。

淡路:近い目標で言うと……。YouTubeの『きつねジム』って今はゲームチャンネルなんですけど、これからなんでもやっていこうって話になってて。ネタとかも上げていこうと思ってます。『きつねジム』の繁栄が今の目標ですね。

大津:自分たちのチャンネルがそれなりに成立したときに『楽せず面白い』と思えることを提供し続けるっていうのが大事やと思ってます。ネタを作っても歌を作っても、それが見てる方から面白くなかったと感じてしまったとしても、そういうことには向き合っていきたいなっていう……。そういう意識はあります。それが目標です。

――淡路さんから最後に何かありますか?

淡路:あ、ないです。大津が全部言ってくれたんで(笑)。


こちらから質問をしなくても、どんどん2人で小気味よくトークが盛り上がっていく。そのスピード感は、互いを知り尽くした、幼馴染でこそなせる技! そして、どこか飄々として「カッコつけることが生きがい」と言いながらも、ネタに対する想いは熱いものがあった! きつねのコーヒーブレイク・インタビュー、以上!